カナン園の教育理念

1967年に東春男牧師が創設して以来、カナンでは 首尾一貫してキリスト教の精神で子どもたちを預かり、 優しい心、神の愛をもって子ども達を育んできました。
カナンという名前は、旧約聖書の時代に、アブラハムが 神様からいただいた【約束の地】という意味です。カナンの子ども達が、自由にのびのびと個性を十分に発揮して、幸せな子ども時代をすごせる約束の地であるように、と付けられた名前です。

イエス様は私は良い羊飼いであるとおっしゃいまし た。良い羊飼いは羊の声を聞いただけで、羊が何をしたいのかわかる。羊は良い羊飼いの声をきいたらよろこんでついてくるのです。

小さな子ども達をあずかる仕事も同じです。よい保育者は子どもの様子、泣き声をきいただけで子どもの要求がわかります。こどもたちもまた、自分の先生の声をきいて安心して過ごせるのです。まず子ども達が安心して過ごせる、安心して遊べる場所であることが本当に大切なことです。

その上で、子ども達、ひとりひとりの能力に限界をつくらず、もっともっととできることを引き出してあげられるように、自信をもって世界にはばたいてゆける子どもになれるように、好きなこと、興味のあることをたくさん見つけられるために、たくさんの経験、たくさんの命にふれられる保育を日々続けています。乗馬を保育に導入していることもそのひとつです。

また、植物を育てる経験や、畑での農業体験。楽器にふれ、音楽や歌、劇を経験してともに音楽・芸術を作る喜びをあじわったり、競争や運動を経験して体を鍛える喜びをあじわったり。さらに自分の経験を絵や作品に表す喜びをあじわったり、ものづくりの楽しさを経験させています。

英語で遊ぶ時間も、遊びながら自然に言語のすばらしさ、複雑さを身につけてほしいと考え、ネイティブ、イングリッシュの先生にお願いしています。すべては子ども達のためになるように。子ども達がいつも幸せであるように。と耳を傾け、心をくだいております。

子ども達を来させなさい。とイエス様おっしゃったことばが聖書の中にあります。『こどもにはこの程度でいい、』とか、『小さい子どものときの事なんておぼえてない。』などどいう人がいると、この聖書のことばを思い出します。小さいときが大切です。たとえ覚えていなくても、小さいときに幸せだったことは、大きな心を育てます。一番たいせつな小さいときを幸せに、のびのびと、愛のなかで育って、やがて愛をみんなに分けてあげられる人になってほしい、と願い、日々保育をしております。

園長 今成暁子

沿革

1967年 東春男牧師によって前橋バプテスト教会ようちえんカナン園として設立。
東牧師の長女暁子(現園長・今成暁子)、次男幸寛、をふくむ園児5名で出発。
発足当時はバプテスト教会旧教会堂を保育室とした。
二期生五十嵐氏の紹介により群馬大学付属病院のすぐ近くということで、園児が急増。
5年後には園児20名以上、10年後には100名を数えるようになり、教会堂新築とともに、保育室、園庭遊具を増やす。
1981年 園児だった 故 鈴木史子ちゃんの記念にと群馬県でははじめてデンマークコンパン社の遊具ファンタジア宮殿が寄付される。
その色の美しさ、シュタイナー教育にもとづいた形の機能性、安全性が高く評価される。
以来、デンマーク・コンパン社の遊具を導入。
バザー、卒園記念の寄付などあわせて、少しずつふやしてゆき、8つの遊具を導入。
2002年 東春男牧師が退官し、園長も退職する。
2003年 その後、教会側の都合でカナン園の一年後の閉園を発表。
当時の在園児、卒園児、卒園児の父兄が閉園を反対し、話し合いがひらかれるも、決定はくつがえらず、移転先を模索する。
2004年 現在の場所大渡町に移転を決意。
一般住宅を大改造し、子どもに安全な天然、自然乾燥木材を使った保育室を建てる。
2005年 名前をカナン園の場所という意味で カナンプレイスと付け、4月にスタートする。
4月開園記念コンサート。大渡合同庁舎ホールにて。出演は今成寛と仲間達。
4月当初は職員4名、園児7名、放課後児童倶楽部4名 。
5月31日 特定非営利活動法人として群馬県の認証を受ける。
2008年 カナン40周年コンサート
カナン保育室にて 湘南よりブラスグループのウエスタリーズ(サキソフォーン・東 幸寛と仲間たち)演奏
卒園生が集まる。
2010年 1月7日 カナンプレイスに移転して5周年記念講演会
ケイ・アンナさん『自立を助ける子育て』
参加は少人数ながら、多くの卒園生、ご両親の協力で開かれる。
2015年 6月 創立者「東春男」死去。
2016年 4月 カナンプレイス「カナン園・光の子クラブ」名称変更。

カナン園 創設者 東 春男

台湾鉄道をひく会社をしていた父のもと台湾に1930年 台湾に生まれる。
戦後、牧師となる決意をし、西南学院神学部 神学科を卒業。
牧師となってキリスト教を全国に広める開拓伝導として、群馬県前橋市に赴任する。
前橋市昭和町にて、バプテスト教会の牧師としてつとめる。

昭和41年(1966)年に、近所に住む五十嵐氏の強い要望により、妻 東洋子とともにカナン園を始める。
以降38年、教会の幼稚園カナン園の園長として数多くの子どもを育ててきた。
キリスト教精神にのっとり、子どもはひとりひとり、皆、神様の子どもである。ひとりとして同じ子どもはいない、どの子にも大切な使命があると、ひとりひとりを大切に育ててきた。

また園長をするかたわら、バイオリンを指導し、音楽教育に貢献した。
卒園生の中には音楽家として活躍し現在東京芸術大学音楽科の教授をしている萩原氏を始め、音楽家も多数いる。
また、医師として活躍するなど各界で自分の夢をかなえて大きく育っている。

理事長 今成 寛

1949年前橋市に生まれる。
母方、父方ともクリスチャンの家柄に生まれる。
特に母親に連れられ幼少期より教会に通う。
中学生の頃より音楽に興味を持ち、父親の希望で自動車の電装の家業のための勉強をしつつも、音楽活動を続け、プロのトロンボーン奏者となる。
豊岡豊とスイングフェイスに5年在籍。
三原綱木とニューブリードに12年在籍。
ビッグバンドの一員としてNHKの音楽番組に出演。
紅白歌合戦には14回出場している。

現在、トロンボーン、トランペット、ドラムスを青少年を中心に個人指導しながら、前橋シティーフィルなど県内外の音楽団体に貢献。
前橋芸術文化れんが蔵にて、全国的に活躍する演奏家とともに、フリージャズコンサートやワークショップを主宰するなど前橋の芸術文化の振興に役立っている。
2005年、実家建物にカナン園を移転受け入れするとともに、特定非営利活動法人カナンプレイスの理事を引き受け、毎年開園記念コンサートなど音楽面でカナンを支えながら、理事長としてつとめている。

園長 今成 暁子

1961年生まれ。
カナン園第一回卒園生。敷島小、三中、前橋南高、群馬大学教育学部美術卒。
高校、中学、小学校各教員免許を取得する他、幼児教育の大切さに気づき、幼稚園一級免許をとる。また卒業後アメリカ ロサンゼルスのペッパーダイン大学にて幼児教育サマーセミナーを受講し、幼児教育の多様なニーズに答えたアメリカの幼児教育に触れる。

その後カナン園に25年間勤務。多数の卒園生を育てる。
2004年、前橋バプテスト教会がカナン園を閉園することになり、閉園を悲しんで下さった多くの卒園生に支えられて、2005年現在の大渡町に小さなカナン園 カナンプレイスを設立。
2015年には名称をカナン園と改める。それとともに、前橋市委託の放課後児童倶楽部「光の子クラブ」を設置する。

カナン園の頃から「少人数の行き届いた保育を」と考え、努力を続けている。
群馬大学時代より絵画制作に力を入れ、群馬青年美術展、前橋市民展、
中央の一水会展、群馬県展に出品。
画業のほうでは旧姓のまま 東 暁子 というペンネームで活動している。

教室紹介

ピアノ教室 (毎週水曜)

■個人レッスン 30分
料金 :6,500円/月 ~(進度別)
時間 :お問い合わせください。

講師 :大塚清美先生(音大卒)

ピアノ

英会話教室 (毎週月曜日)

■グループレッスン
料金 :500円/回
時間 :プレクラス・・・16:45~17:15
エキスパートクラス・・・17:15~18:00

イギリス人講師のポール先生によるグループレッスンです。

英会話

アトリエ教室 (火曜日)

■グループレッスン
料金 :5,000円/月 ~
時間 :16:30~

アトリエ

トランペット教室

■個人レッスン
料金 :6,000円/月 ~
時間 :お問い合わせください。

トランペット教室

運動教室(毎週木曜)

■グループレッスン 30分
料金 :800円/回
時間 :15:45~16:15
講師 :富田恭輔先生(UgoKL Gumma baseball academy所属)

運動教室